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おっさんとパーについての妄想云々。メモ的な。
一人歩きしすぎたので隠しておきます。反転注意です。
別にエロくはないですが、痛いです…自分が…
運命共同体とかだったら萌えるなーと。
パーを内に入れ、一体になることで抑え込んだというか。肉を切って骨を断つというか。
離れることが出来ない上に、相手を殺す術も封じられて、どうしようもないまま、ずっとふたりで果てない時間を過ごす。
そこに情が生まれるか? 否、相手は破壊神と監守。
この手綱を緩めば滅ぶのは己だ。
終わりの見えぬ時間を前に、得体の知れぬ化物を側において、いつまで正気でいられるだろうか。
足枷の先は、退魔と云った。
ここは己が内で、俺はここに繋がれて、来るかもわからない終焉を迎えるのだと云う。
他にも何か聞いたが、よく分からない。しかし、今までと何ら変わり無いことは理解した。また闇の中でひとり漂うだけ。
ひとつだけ、違うことがあった。
いつも近くに退魔がいた。腕を伸ばせば届くところに。
聞けば、俺を監視するために側にいるのだと云う。暇なやつだ。
誰かが側にいるという感覚。
初めて誰かに触れることが不思議で、何度もまさぐった。足、腹、指、腕、胸、首、口、耳、髪…
退魔は触れられるのを嫌がって間合いを取ったり、怒鳴ったりしたが、
腕が不自由な分、うまく抗えないようだった。
やつの手首は縄で括られていた。
外してやろうとしても結び目は硬く、何も見えない俺が手探りで引っ張っても無駄で。
曰く、呪符で解けないようになっていると云う。
窮屈で辛くないか、と問えば、貴殿ほどではない、と声が笑った。
神々の黄昏、全てを破壊つくす化物だと、聞いた。
封じ込めるのも、捨て身でかからねば成らぬと。
会って見れば、想像からかけ離れた線の細い男で。
拍子抜けはしたが、親しみは持てなかった。
今思えば、寡黙な分、何を考えているのかわからぬという点で、恐れていたような気がする。
言葉数の少なさは、言葉を知らぬが故であることに気づくのに、しばらくかかった。
存在してから、誰かに言葉をかけてもらうことなど、あれにはなかったのだ。
興味津々に飽き足らず、己に触れてくる。
誰かに触れたことなどないのだ。
囚われていることすら、わかっていないのかもしれない。
自由を知らなければ、その自覚も無いのだから。
犯してもいない罪で囚われても、憤慨や絶望をせずにいられること。
…知らないほうが、幸せなのかもしれない。
もう諦めたらしい。触れることに退魔は何も云わなくなった。
むしろ、寄り添えばあちらから触れてきた。不自由な手を使うのは面倒なのか、唇や歯で。
俺も真似てみれば、くすりと笑う。まるで犬のようだな、と。
-犬とは何だ?
-よく舐めてくる、人懐こい動物だ。
そう云うと退魔は、そのざらついた舌で、頬を、首を、筋を辿って胸元をなぞった。
俺が真似れば、違うところに返される。それをまた真似る。
今度は舐めるだけではなく、噛んだり、吸ったり。
気がつけば、お互い夢中になって、体中をなぞっていた。
な、馴れ初め…?
一人歩きしすぎたので隠しておきます。反転注意です。
別にエロくはないですが、痛いです…自分が…
運命共同体とかだったら萌えるなーと。
パーを内に入れ、一体になることで抑え込んだというか。肉を切って骨を断つというか。
離れることが出来ない上に、相手を殺す術も封じられて、どうしようもないまま、ずっとふたりで果てない時間を過ごす。
そこに情が生まれるか? 否、相手は破壊神と監守。
この手綱を緩めば滅ぶのは己だ。
終わりの見えぬ時間を前に、得体の知れぬ化物を側において、いつまで正気でいられるだろうか。
足枷の先は、退魔と云った。
ここは己が内で、俺はここに繋がれて、来るかもわからない終焉を迎えるのだと云う。
他にも何か聞いたが、よく分からない。しかし、今までと何ら変わり無いことは理解した。また闇の中でひとり漂うだけ。
ひとつだけ、違うことがあった。
いつも近くに退魔がいた。腕を伸ばせば届くところに。
聞けば、俺を監視するために側にいるのだと云う。暇なやつだ。
誰かが側にいるという感覚。
初めて誰かに触れることが不思議で、何度もまさぐった。足、腹、指、腕、胸、首、口、耳、髪…
退魔は触れられるのを嫌がって間合いを取ったり、怒鳴ったりしたが、
腕が不自由な分、うまく抗えないようだった。
やつの手首は縄で括られていた。
外してやろうとしても結び目は硬く、何も見えない俺が手探りで引っ張っても無駄で。
曰く、呪符で解けないようになっていると云う。
窮屈で辛くないか、と問えば、貴殿ほどではない、と声が笑った。
神々の黄昏、全てを破壊つくす化物だと、聞いた。
封じ込めるのも、捨て身でかからねば成らぬと。
会って見れば、想像からかけ離れた線の細い男で。
拍子抜けはしたが、親しみは持てなかった。
今思えば、寡黙な分、何を考えているのかわからぬという点で、恐れていたような気がする。
言葉数の少なさは、言葉を知らぬが故であることに気づくのに、しばらくかかった。
存在してから、誰かに言葉をかけてもらうことなど、あれにはなかったのだ。
興味津々に飽き足らず、己に触れてくる。
誰かに触れたことなどないのだ。
囚われていることすら、わかっていないのかもしれない。
自由を知らなければ、その自覚も無いのだから。
犯してもいない罪で囚われても、憤慨や絶望をせずにいられること。
…知らないほうが、幸せなのかもしれない。
もう諦めたらしい。触れることに退魔は何も云わなくなった。
むしろ、寄り添えばあちらから触れてきた。不自由な手を使うのは面倒なのか、唇や歯で。
俺も真似てみれば、くすりと笑う。まるで犬のようだな、と。
-犬とは何だ?
-よく舐めてくる、人懐こい動物だ。
そう云うと退魔は、そのざらついた舌で、頬を、首を、筋を辿って胸元をなぞった。
俺が真似れば、違うところに返される。それをまた真似る。
今度は舐めるだけではなく、噛んだり、吸ったり。
気がつけば、お互い夢中になって、体中をなぞっていた。
な、馴れ初め…?
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